信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

選抜は前後期半数ずつ 飯田工・飯田長姫の統合校説明会
2006年7月31日掲載

 県教育委員会の高校改革プラン実施計画で2007年度からの統合方針が示された、飯田工業高校(飯田市)と飯田長姫高校(同)は30日、飯田工業の体育館で統合校の説明会を開いた。各学科の紹介などのほか、07年度の入試については全日制の全科が、前期と後期で定員の半数ずつを募集する―と発表した。
 受験を控えた中学生やその親ら約220人が出席した。学校側は、当面は両校の校舎を併用することや、服装の自由化方針を説明。来年度の入試では、自己推薦型の前期選抜について、全日制全科で定員の半数ずつ募集し、作文や実技試験はせず調査書と面接による―とした。また、前後期とも書類受け付けは飯田工業で行い、試験会場は志望する学科が設置されている校舎とする。
 未決定事項のうち校名や校章については、PTAや同窓会などでつくる「統合評議員会」で協議するとし、特に校名について飯田工業の上原保校長は「10月ぐらいまでに決まれば、と思っている」と説明した。部活動については、既存2校との合同チームや統合校のみの新チームなど5パターンを想定し、各部ごとに対応する。
 参加者からは「部活動は進路を決める上で大事な要素。なるべく早くどうなるのか示して」「生徒会活動はどうするのか」といった意見や質問が出された。
 会場では、ロボット実演なども交えた生徒による各科の紹介もあった。飯田長姫が8月1日、飯田工業では8月31日に、体験入学も行う。


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