信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

高校再編対象高検討の進ちょく「スケジュール通り」
2006年6月14日掲載

 県教委は13日の定例会で、3月に示した高校改革プラン実施計画に基づく再編対象校の検討状況をまとめた。既に一部で統合後の校名募集を始める学校が出るなど、来年度からの実施に向け「スケジュール通りの進ちょく状況」(松田泰俊・県教育委員長)としている。
 対象校は4月以降、校内に設ける準備委員会と、県教委職員も加わった準備班会議を設け、毎週1―2回のペースで教育課程や校名、前期選抜で受験生に求める「観点」などの検討を進めている。
 事務局の高校教育チームは、既に中野、中野実(ともに中野市)の両校が統合に向け校名を公募し始めたことなどを説明。委員からは「一部に(統合に対する)反対があるが、できるだけ多くの賛同が得られることが大事だ」「対象校をサポートしてほしい」などの意見が出た。
 定例会後の取材に、県教委側は「現時点で検討が特に遅れている高校はない。7月末までには対象校の教育課程が決定される予定」(高校教育チーム)としている。


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