信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

少人数教育や社会人講師… 箕輪工が統合構想案
2006年6月13日掲載

 上伊那農業定時制(伊那市)との統合により、2008年度に多部制・単位制に転換予定の箕輪工業高校(箕輪町)は12日、統合後の構想案を「開かれた箕輪工業高校の未来を育てる会」(会長・平沢豊満町長)の会合で提示した。
 同校同窓会やPTA、地元自治体などの約30人が出席。荒井和人校長が説明した構想案によると、少人数教育の実現や、地域との連携による社会人講師の採用、企業へのインターンシップの実施などを進める。夜間部については、上農・箕工両校の定時制の特徴を生かし、多様な生徒のニーズに応える学校づくりを挙げた。国立大学への進学コースや、工業コースの設置を検討することも大切−とした。
 また、給食施設やランチルーム、相談室、学習室なども必要となるとし、荒井校長は「新校舎の建設も必要ではないか」とした。
 荒井校長によると、育てる会や生徒らの意見を聞きながら、9月までに具体的な教育内容を作成し、12月をめどに校名を決める方針だ。


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