県立高校の再編問題で、「上田・千曲両校の定時制存続を願う会」(荒井一則世話人代表)は24日までに、「多部制・単位制ができても上田の地域に定時制を存続させてほしい」とする要望書を、2万4507人の署名を添えて県教委に提出した。
第2通学区(東信)の高校改革プラン推進委員会は報告書で、上田(上田市)と上田千曲(同)の定時制について、「第1通学区(北信)に設置される多部制・単位制に統合していくこととするが、統合のプロセスにおいては生徒の動向を考慮して移行期間を設定する必要がある」としている。
同会は、要望書で「現在の定時制は不登校経験のある子どもなどの通学先で、『学び直しの場所』と『居場所』として役割を果たしている」と主張した。