大町市の「大町高校と大町北高校の存続を守り育てる市民会議」は17日、第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会が決めた市内の両校の統合案に反対し、プランの実施計画策定の延長を求める署名の中間集計をし、16日までの分で1万2623人の署名が集まった。
署名活動は市民会議が1月下旬に開始。2月県会に請願するため、22日を1次締め切りとして活動を展開している。
署名の文章は、県内各地で高校改革プランに対する関心が高まって具体的な議論が始まった矢先とし、推進委の決定は「十分な議論をせずに結論を急いだ」と非難。その上で、決定に反対し、地域住民が納得できるまで実施計画策定を延長するよう求めている。
中間集計したのは主に市内小中学校PTAを通じて集まった署名で、両高校の同窓会分なども今後、上乗せされることから、事務局の市教育委員会は、最低の目標としている1万5000人に達するとみている。