信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

両校生徒の意見を聞く 大町2校存続求める市民会議
2006年2月14日掲載

 大町市の「大町高校と大町北高校の存続を守り育てる市民会議」は13日、両校の生徒たちとの懇談会を大町高校同窓会館で開き、両校の統合案などが盛り込まれた高校改革プラン推進委員会や県教委の高校再編案に対する受け止めや、生徒たちの取り組みについて話を聞いた。
 両校から2年生の生徒会役員5人ずつが参加。北高生徒会は「まず(高校改革について)知ることから始めようと、いろいろな集会などに出ている」と説明。校内向けの広報で、議論の状況を全校に知らせていることも紹介した。
 大町高の生徒会は「生徒全体が、なぜ統合かよく分かっていない」とし、統合について説明を受ける機会を求めた。役員の1人は「問題が高校生とは全然遠い所で話し合われている感じがする。自分たちの意見が取り入れられず勝手に進み、当事者である感じがしない」と話した。
 北高の生徒は「県教委は、場所とか進学率とかのデータしか見ようとしない。まず高校に来て、どれだけ大切な高校か知ってもらった上で決めてもらわないと悔しい」と話した。


<前の記事 どうする高校改革 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun