信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

飯田長姫と飯田工の統合 南信州広域連合議会も了承
2006年1月27日掲載

 南信州広域連合議会は26日開いた全員協議会で、県教委が示した高校改革プランへの代案として連合長の諮問機関「高等学校の未来検討委員会」が答申した、飯田長姫高(飯田市)と飯田工業高(同)を統合する案を了承した。また、答申に基づき広域連合が県教委と県議会に提出する要望書について、広域連合長と広域連合議会議長の連名とすることにした。
 市町村長らによる広域連合会議は既に統合案を了承している。要望書は、両校の統合に加え、統合に当たり県教委の現地機関に担当職員を配置するなど地区ごとの推進体制の確立を要請。また、魅力ある高校づくりについて、地域の教育関係者や保護者らが一堂に会して議論ができる仕組みの構築と実行を求めている。
 全協では議員から「県教委主導で(高校再編の実施計画策定が)進められるきらいはないか」と懸念する意見も出た。牧野光朗連合長(飯田市長)は「地域の意見を尊重することを強く要望していく」と述べた。


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