信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

新たな検討組織を 岡谷東・南高同窓会、諏訪全体で
2006年1月27日掲載

 第3通学区(南信)高校改革プラン推進委員会の最終報告に統合案が盛り込まれることになった岡谷東高校と岡谷南高校(ともに岡谷市)の同窓会は25日夜、岡谷南高同窓会館で開いた合同会議で、諏訪地区の高校再編を地域全体で考える組織づくりを目指すことを決めた。諏訪広域連合にその核となるよう働き掛ける。
 新たな話し合いの場をつくることで、県教委に対し「諏訪地区での再編論議はまだ尽くされていない」との姿勢を示す狙い。両校だけでなく、地域の中学校や行政などの幅広い関係者で構成し、魅力ある高校づくりについても議論することを想定している。
 両校の同窓会関係者は27日、諏訪市役所で開かれる諏訪広域連合の正副連合長会議に合わせ、諏訪地方の6市町村長に協力を要請する方針だ。
 合同会議には両校の同窓会とPTA、諏訪地区高校PTA連合会から計12人が出席。今後も統合案の白紙撤回を求める活動を続けていくことを確認した。出席者からは「諏訪地区の高校再編問題なのに岡谷市だけの問題になっている」「白紙撤回を南信の県議に働き掛けるには、まず地域がまとまる必要がある」など、諏訪地域全体での話し合いを求める声が相次いだ。


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