信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

松代に高校残して 「願う会」が集会で決議
2006年1月25日掲載

 松代高校(長野市)の同窓会や長野市松代町の各種団体などでつくる「松代高校の存続を願う会」(春原芳夫会長)は23日夜、長野南高校(同市)との統合案が示されている県教委の県立高校再編案に対し、松代に高校を残すよう訴える決起集会を市松代文化ホールで開いた。高校存続を求める決議文を承認し、県教委の吉江速人高校教育課長や第1通学区(北信)の高校改革プラン推進委員会の中村正行委員長らに手渡した。
 集会には、地元住民や松代高生ら約500人が出席。吉江課長が、高校生の数が減り続けていることに触れ、再編の必要性を説明した。その後、同窓会やPTA、育成会、地域づくりに取り組んでいるNPO法人の代表が「城下町の歴史的、文化的な土壌に成り立つ高校は地域に必要」「松代高生は商店街や地域の活性化に大きく貢献している」などと訴えた。
 決議文は「松代の地に、新たな活気ある歴史を刻んでいくには松代高校はなくてはならない」などとしている。願う会は同日から、高校存続を求める署名活動も始めた。


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