信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

長野南・松代の統合 07年度見送りを推進委確認
2006年1月 8日掲載

 第1通学区(北信)の高校改革プラン推進委員会は7日、県庁で16回目の会合を開いた。県教委の再編案で示されている長野南と松代(ともに長野市)の統合について議論し、県教委の再編スケジュールによる2007年度実施を見送る方針を確認した。

 04年度入試から通学区が拡大した後、旧通学区をまたいだ生徒の動きがまだ固まっていないことなどから、実施年度の先送りを求める意見が出た。ただ、07年度実施を前提としている県教委は、再編日程の変更について「現段階では何も言えない」としている。

 実施年度の先送りは決めたものの、将来の少子化を見据えて「統合は必要」とする意見は強い。県教委が示した長野南と松代の統合案については、両校を軸として次回の会合で結論を出すことにした。具体的な実施時期も決める。

 多部制・単位制高校をどこに設置するかについても議論。県教委の再編案で名前が挙がった坂城(坂城町)と、委員から対案として示された屋代南(千曲市)のほかに高校名は出なかった。

 県教委への報告書には、坂城と屋代南の両校名を盛るべきだとの意見もあったが、「委員会としての責任を果たす」(中村正行委員長)として次回の会合で絞り込む。


<前の記事 どうする高校改革 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun