信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

市民会議 24日発足 大町市の2校存続を推進
2006年1月 6日掲載

 大町市と、市内の大町、大町北の両高校の同窓会、PTAなどは5日、第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会が統合案を示した両校の存続を図る「大町高校と大町北高校の存続を守り育てる市民会議」の設立準備会を市役所で開いた。24日に設立総会を行い、市民への署名活動などを展開する方針を決めた。

 市民会議は、ただ存続を訴えるだけでなく、2校の伝統や特色を生かした魅力づくりについても考えていく。当面の活動として署名のほか、中学、高校生の考えを直接聞くための座談会も検討している。

 会議には同窓会やPTA、市のほか、両校生徒会の代表にも加わってもらう方針。事務局案になかった商工会議所や青年会議所にも参加を求めることにした。

 会長の人選についても話し合ったが、この日は決まらず、今後調整する。

 準備会であいさつした腰原愛正市長は「われわれの声を粘り強く訴えていけば、新しい局面が訪れるのではないか。(高校改革の)議論はこれからだ」と述べた。


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