県教組と県高教組は20日、宮沢脩・県教育委員長=20日で任期満了=を教育委員に再任する人事案が県会で否決されたことを受け、県教委が進める高校再編について「実施計画策定を先延ばしすることを英断」するよう求める声明を発表した。
声明は、人事案否決について「(宮沢氏の)高校改革プランへの対応の仕方への批判が大きな理由になっていた」と分析。高校再編について、県立高校を89校から多部制・単位制4校を含め79校に再編する「数合わせの議論」とし、県教委は県民合意が不十分なまま本年度内に再編実施計画を策定するスケジュールを変更しない−と批判した。