第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会が18日、大町と大町北(ともに大町市)の統合案を決めたのを受け、大北地域4高校関係者会議代表で北アルプス広域連合長の腰原愛正大町市長は同日、市役所で記者会見し「とても容認できるものではなく大変遺憾」との声明を発表した。
腰原市長は同日、推進委の会合で「地域で検討する時間が必要」と訴えた。会見では「県教委はなぜこのように急ぐのか。地域の支援と理解なくして、どのような高校をつくろうとしているのか理解に苦しむ」と批判。「2週間くらい冷静にとらえ直してみたい」とし、県会の動向も見ながら年明けに再び4校関係者会議を開き、検討する考えを示した。
推進委の会合を傍聴した大町の内川賀介同窓会長は「結論は次回以降に持ち越すと思っていた。まだ推進委の意見。これを機に地域で議論を深め、4校存続に努力したい」。同じく傍聴した大町北の倉科瑠美子同窓会長は「推進委の論議は、両校が一緒になることで何がいいのか見えなかった。存続に向け議論のチャンスはあると思って頑張りたい」と話した。