第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会は18日、松本市内で第14回会合を開き、大町と大町北(ともに大町市)の統合を県教育委員会への最終報告に盛ることを決めた。県教委が示した再編案と同じ内容。校舎について県教委案は大町を利用するとしているが、推進委は結論を出していない。
推進委は前回までに、大北地域の4校について何らかの統合をする方向を確認。この日は会合の冒頭で中条利治委員長が、大町と大町北の統合、池田工(池田町)の廃止、白馬(白馬村)と大町北の統合、白馬を大町北の分校にする―の4案を示し、議論した。
大町と大町北の統合について「距離が近く、効果的な学校づくりが可能」などと支持する委員が目立った。一方で「生徒数が減っている白馬を単独校として残すのは不安」「大町と大町北は校風が違う」といった反対意見も出た。全14人の委員に意見を聞いた結果、大町と大町北の統合に賛成が8人で最多だった。
推進委は既に、木曽と木曽山林(ともに木曽町)を両校の校舎や校地を残した上でジョイント的に統合する方針を決定。松本筑摩(松本市)を多部制・単位制校に転換する方向で議論している。