中条村や中条高校の同窓会でつくる「中条高校を育てる懇話会」(会長・宮島和彦中条村長)は8日、来年度の入学生確保のために長野市の裾花、川中島の両中学校を訪問し、教職員に中条高の特色を説明した。同高校は県教委の県立高校再編案で統合対象となっており、中学側に現状を伝える目的で初めて行った。
川中島中を訪れた宮島会長らは、バスの定期券代、英語や漢字検定の受験料を対象に懇話会が補助制度を設けていると説明。少人数できめ細かい進路指導ができることも強調し、「存続のために全力を尽くしている。ぜひ来年度もお願いしたい」(宮島会長)とした。
進路担当の教諭は「中条高校の情報は生徒に知らせて選択肢の一つにしてもらう。まだ(高校改革の方向に)見えない部分があり、指導が難しい面もある」と話した。
同会は9日以降、更北、犀陵中などを訪問する予定だ。