信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

第3通学区推進委の審議公開を求める 県高教組が声明
2005年10月26日掲載

 県高教組の中島武委員長は25日、県庁で記者会見し、第3通学区(南信)の高校改革プラン推進委員会が審議を非公開とすることが可能としたことに対し「公開の審議を求める」との声明を発表した。

 第3通学区の推進委は諏訪、上伊那、飯田下伊那の各地域で1校ずつ高校を削減する枠組みを決定。これを受け、24日の会合で、旧通学区単位の委員グループで統廃合対象校を絞り込むことと、その際の審議は原則公開だが、非公開も可能とすることを確認した。

 中島委員長は「非公開の審議が他の推進委員会に波及する恐れがある」と懸念。「公開の審議で統廃合対象の校名を挙げることをためらう気持ちは理解するが、(非公開では)県民を高校改革の議論から排除することになる」と述べた。


<前の記事 どうする高校改革 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun