南信州広域連合(連合長・牧野光朗飯田市長)が飯田下伊那地方の望ましい県立高校の配置を検討するため設置した「高等学校の未来検討委員会」は13日、飯田市の県飯田合同庁舎で初会合を開いた。
委員会は、地元の自治体や産業経済、学校の関係者計37人で構成。委員長には、第3通学区(南信)の高校改革プラン推進委員会で委員を務める岡庭一雄・阿智村長を互選した。
牧野連合長は「本来であれば高校の在り方は中長期的に時間をかけて慎重に審議すべきものと考えているが、推進委の議論が足早に進んでいる」として、集中した議論を要請。岡庭委員長も「地域の意見を反映させるため、推進委に部会を設置するよう求めてきたが通らずにいる」と現状を説明した。
委員からは「魅力ある高校づくりが置き去りにされ、強引に高校の統廃合が進められていることに憤りを覚える」などの意見が出た。