信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

大糸線沿線 定員少ない 第4通学区 推進委で論議
2005年10月 8日掲載

 第4通学区(中信)の高校改革プラン推進委員会は7日、松本市内で9回目の会合を開いた。旧第11通学区(松本地方)の再編案について議論。特に旧南安曇郡内のJR大糸線沿線の高校について意見が集中した。

 県教委が示した資料によると、旧同郡で大糸線沿線の7中学校から昨年度、豊科、南安曇農業、穂高商業の3校に進学したのは約3割。委員からは「普通科のニーズが高まる中、大糸線沿線は普通科が少ない」「定員そのものが少ない」といった意見が出た。

 また、3校のうち2校が職業校のため「穂高商と南安曇農を一体化した上で、(入学後に転科ができる)ジョイント校とし、一方で普通科高校をもう1校増やしてはどうか」(今井隆一委員)との提案もあった。

 この日で旧通学区ごとの議論が一巡。次回からは推進委としての意見をまとめる作業に入る。


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