中条村や中条高校同窓会などでつくる「中条高校を育てる懇話会」(会長・宮島和彦中条村長)は5日、県教委の県立高校再編案に反対し代案を示した提言書を、第1通学区(北信)の高校改革プラン推進委員14人に提出した。
懇話会の会員16人が4つの班に分かれ、手分けして委員14人を訪問。中条高と犀峡高が統合されるなら、それぞれの特色を生かした「ジョイント高校」として両校の校舎を利用する形を検討してほしい、などと提案した書類を出した。
同校校友会の久保田元夫会長らは、中村正行委員長(信大工学部助教授)を訪ね、「犀峡高や長野市内の高校に通うのが困難な子どももいる。再編案では、通学の問題は解決できていない」とし、「生徒の負担がないよう考えてほしい」と要望した。中村委員長は「次の委員会で報告し、議論の参考にしたい」と応じた。