信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

坂城高で公開討論会 生徒会主催 反対の立場で
2005年9月 5日掲載

 坂城高校(坂城町)の生徒会(竹内菜美会長)は4日、文化祭「葛尾祭」で高校改革をテーマに公開座談会を開いた。普通科の同校を多部制・単位制に転換する―などとした県教育委員会の県立高校再編案に反対する立場で、生徒らが意見を述べた。

 パネル討論形式で、再編案で名前が挙がった高校の生徒会役員や中沢一坂城町長ら6人がパネリストを務めた。中沢町長は「坂城を多部制・単位制にしても須坂や飯山の生徒は通えない」とし、竹内会長は「(普通科の)坂城がなぜ必要かをはっきりさせ、地域の人などに問題意識を持ってもらいたい」と訴えた。

 傍聴した長野東高の生徒会役員は「自分たちの高校は再編案に名前が挙がっていないが、何か手伝えないか」と提案。パネリストの生徒会役員らは「署名活動に協力してほしい」「全校生徒の意識を高めて」などと要望した。

 一方、再編案で松代高との統合が示された長野南高の同窓会や生徒会はこの日、長野市川中島町のスーパー前で存続を求める署名活動をし、500―600人分を集めた。


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