信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

飯水岳北地区で「将来考える会」設立―総会
2005年8月 9日掲載

 旧第1通学区の飯山市と木島平、野沢温泉、栄の各村、同区内の4高校の関係者などは8日、同市内で「飯水岳北地区高校の将来を考える会」の設立総会を開いた。
県教委が示した高校再編案に対し、小中学校のPTAも含めた幅広い関係者に意見を聴き、地区独自の再編案などを検討する。

 総会には各市村の議会議長、PTA代表、商工団体代表ら約60人が出席した。木内正勝飯山市長は「高校再編は地域の将来を考える上でも重要で多くの議論が必要。十分議論して改革プラン推進委員会に反映させたい」とあいさつ。同市長を会長に選出した。

 質疑では「高校生や中学生の生の声を聞く機会を設けて」「保育園段階からどんな教育が必要で地域がどうかかわるのか。議論には時間が必要」などの声が相次いだ。
 会議では、再編案の再考や県民が論議を積み重ねる時間の確保、さらに、地域で高校のあるべき姿を議論、提案する意向を示した上で「地域の声に配慮すること」などを求める決議を採択した。19日に県教委や知事、県議会に提出。25日には住民も交え、会と県教委の意見交換会を開く。


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