信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

望月高で体験入学 学ぶ楽しさ…地元の中学生に
2005年7月14日掲載

 県教委の高校改革プランで蓼科高校(立科町)との統合案が示されている佐久市望月の望月高校(吉田茂男校長)で11日、中学3年生を対象にした「高校体験入学」があった。地元中学校を中心に約130人が出席し、授業を見学したり模擬授業を受けたりした。

 中学生は、望月高校卒業生の進路実績や就職状況、04年度から導入したコース制の内容について説明を聞いた後、英語や社会などの授業を見学した。小グループに分かれて臨んだ10教科別の模擬授業のうち、体育コースで行っている「ゴルフ」には20人余が参加。大半が初めてで、クラブの握りや両腕の使い方などを教わり、懸命に素振りをしていた。

 体験入学の冒頭、吉田校長は高校改革プランについて「来年の入学生は、この(統廃合案)問題と関係ない。この高校は1人1人が学ぶ楽しさを分かる学校づくりを進めており、これからも続ける。いろいろな体験をして入学してほしい」とあいさつ。生徒会長で3年の関和津興君が「小規模だから、何でも主役になれるし、真剣に取り組むほど楽しい学校」とアピールした。


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