信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

立科町会が意見書、可決 蓼科高存続求め
2005年7月13日掲載

 立科町議会は12日開いた臨時会で、同町の蓼科高校の存続を求める意見書を全会一致で可決した。知事、県会議長、県教委委員長に対して「未来永劫(えいごう)にわたる存続」を訴える内容で、議長らが15日に県庁を訪ねて提出する。

 県教委は6月、県立高校再編案で蓼科高校と望月高校(佐久市)を統合し、蓼科高校の校舎を活用する案を示した。

 議長を除く議員15人が連名で「一方的に示された再編案に蓼科高の名前があることは、驚きと大きな不安を抱いている」として意見書提出を提案。本会議では「存続を確定しなければならない」との意見が相次いだ。

 意見書では「学力向上はもちろん、ジャズや陸上などクラブ活動でも、全国的に有名になり県下で注目される高校」として、これまでの実績を強調している。

 このほかに、議会推薦の町農業委員に武重義親氏(66)=芦田=と武重秀子氏(64)=茂田井=の推薦を決めた。任期は20日から3年。


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