県教委の県立高校再編案について、松沢睦司・県教育長職務代理者(教育次長)は1日の県会一般質問で「仮に多部制・単位制高校を設置しない場合、定時制は現状通りだが、(再編案で多部制・単位制に転換予定の校数と同じ)4校を減ずる(廃止する)必要がある」と述べた。宮川速雄氏(あおぞら)の質問に答えた。
再編案では全日制を転換したり、定時制や通信制を統合したりして4通学区ごとに1校ずつ多部制・単位制高校を設置。全日制は89校を75校に再編し、県立高校は通学区ごとに設けた多部制・単位制高校4校と合わせ79校とする。
多部制・単位制高校は、不登校経験者など多様化している生徒に合わせ、午前、午後、夜間など生徒が希望する時間帯を選択でき、3年以上の在籍で必要な単位を取得すれば卒業できる。