下諏訪町は5日、7月豪雨災害で町に寄せられた義援金の配分額と支給対象を発表した。支給対象は389の世帯・事業所で合計額は2624万円。私有地の石積みと道路が崩落し、生活に著しい影響が出ている高木地区の6世帯に、特別枠として1世帯当たり40万円を配分する。
住宅については、半壊(3世帯)が100万円、土砂が堆積(たいせき)するなど被害が大きい床上浸水(29世帯)が12万円、それ以外の床上浸水(139世帯)6万円、床下浸水(170世帯)は4万円。事業所は、半壊(1カ所)が30万円、床上浸水(23カ所)6万円、床下浸水(18カ所)は3万円。はがきで支給対象に連絡した後、理事者や課長が10月中に原則として直接届ける。
義援金は、日本赤十字社県支部からの配分も含め、9月末現在で総額2732万510円。9月中に2回の義援金配分委員会を開き、支給対象と支給額を決定した。義援金の残りは各地区や、町社会福祉協議会が災害時に設ける災害救援ボランティアセンターへの費用として配分することを検討している。