7月豪雨の被災者を支援しようと、ともに諏訪市に自宅がある歌手さだまさしさんと画家原田泰治さんが27日、同市文化センターで、チャリティートークショーとコンサートを開いた=写真。会場入り口には募金箱も置き、義援金を募った。
この日は当初、障害者支援のチャリティーゴルフ大会を予定していたが、豪雨災害に伴い予定を変更。チケット約900枚は発売から2日で完売した。「打ち合わせなし」のトークショーで、さださんはコンサートへの変更について「(被災者に)『応援してますよ』という思いが伝わればいい」。子どものころの思い出や諏訪への思い入れなどもユーモアたっぷりに話し、満席の会場を沸かせた。コンサートでは、さださんが「精霊(しょうろう)流し」などのヒット曲を披露した。
本番前の記者会見で、さださんは「水害に遭った人たちに元気を出してもらいたい」、原田さんも「二人でできるのは小さなことだが、画家と歌手としてできることをやりたい」と語った。
収益と義援金は9月中に諏訪市、岡谷市、下諏訪町に寄付する。