信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

県が専決処分1億8900万 政府が天竜川復旧に12億
2006年8月11日(09:00)

 県は10日、七月の豪雨災害に伴い、本年度の一般会計予算を1億8900万円余増額する専決処分を行った。災害救助法が適用された岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町の避難所設営経費の補助や被災者の支援に充てる。
 食料品や生活用品など避難所設営にかかった経費の補助に6800万円、土石流などで亡くなった遺族への弔慰金に4300万円を計上。住宅再建などへの貸付金として5400万円、大けがをしたり家屋に被害を受けた人への見舞金として2450万円を盛った。この結果、県の本年度一般会計予算の総額は8307億7700万円余となった。
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 政府は10日、7月の豪雨で決壊した上伊那郡箕輪町松島の天竜川堤防など7カ所で、国の災害復旧費約12億円を充てる直轄河川災害復旧事業を実施することを決めた。
 7カ所はいずれも県内の天竜川上流域にあり、ほかに伊那市や下伊那郡高森町、上伊那郡飯島町、中川村の護岸損傷個所などが対象。
 7カ所すべてで応急措置は終えているが、今秋以降、本格的な復旧を進める。


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