信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

百数十人規模の不明者捜索終了 岡谷の災害現場
2006年7月30日(10:21)

 梅雨前線による豪雨災害で岡谷市湊の土石流災害に巻き込まれ、遺体の一部が見つかった花岡滋さん(75)の捜索について、同市災害対策本部は29日、自衛隊、警察、消防などによる百数十人規模の態勢を終了した。対策本部長の林新一郎市長は、記者会見で「今後は、現場の復旧工事を慎重に進める中で捜索を続ける」とした。
 林市長は湊の避難勧告地域のうち、八重場沢川上流の仮復旧工事が30日にもほぼ完了する見通しと説明。避難勧告が出ている137世帯のうち、同川下流の16世帯分は31日朝にも解除する方針を示した。
 この日は、勧告地域に3回目の一時帰宅を許可。計3班に分かれ、計93世帯259人が片付けなどをした。
 一方、上田市の産川に転落したとみられる、新聞配達員小林正子さん(57)の捜索は29日も続いたが、有力な手掛かりはなかった。


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