岡谷市内の豪雨災害被災地へのボランティアの派遣、支援物資の受け付けや輸送をしている市災害救援ボランティアセンターは28日、業務の長期化が見込まれるため、市カノラホール(幸町)から隣の市役所1階に移転した。一方、諏訪市の災害ボランティアセンターは同日、「災害発生直後の復旧を支える」という当初の目的を達成したとして閉鎖した。
岡谷市湊の土石流災害地域には、現在も避難勧告が出ている。センターは、避難所の住民に災害ボランティアの依頼票を配って必要な人員数などの調査をしているものの、実際の復旧作業はこれから。ボランティア派遣などの業務は今後も必要として、30日にイベントが予定されている同ホールから移転した。
諏訪市のセンターによると、ボランティアの派遣要請はここ数日、10件台とほぼ終息。今後は地域の力で復興を進めていけると判断し、当初の予定通り閉鎖した。