信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

諏訪湖花火大会、月内は自粛 協賛金は過去最高額
2006年7月27日(09:18)

 諏訪市の諏訪湖で8月15日に開かれる「第58回諏訪湖祭湖上花火大会」に集まった協賛金が前年比6・7%増で過去最高の6937万円になったことが26日、実行委員会事務局のまとめで分かった。一方、28日から9月3日までの毎晩、諏訪湖上で花火を打ち上げる予定だった「サマーナイトファイヤーフェスティバル」は、豪雨災害の被災者に配慮して7月中の打ち上げ自粛を決めた。
 湖上花火大会の協賛金は、諏訪地方を中心とする事業所や団体から6682万円余(281件)。うち新規が6件、515万円あった。最高金額は800万円。ほかに、個人の名前がパンフレットに載る「慶事花火」が107件で255万円。実行委は協賛金が増えた理由を「景気回復の影響ではないか」としている。
 協賛金が目標を約1100万円上回ったため、花火の打ち上げ数も当初予定の4万発から過去最高の4万1000発に増やす方針。実行委会長の山田勝文市長は「(豪雨による)災害があったが、花火大会で元気を出していきたい」と話している。
 一方、湖上花火大会と9月2日の全国新作花火競技大会を除く毎晩、諏訪湖上で800―1000発の花火を打ち上げる「フェスティバル」(諏訪市観光協会、諏訪湖温泉旅館組合共催)は、8月1日からの開催に遅らせた。
 市観光協会の河西保美会長は「夏の観光シーズンなので迷ったが、地域の状況を考え、7月中の開催は自粛することにした」と説明した。


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