信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

土砂災害は84カ所 さらに増える見通し
2006年7月26日(09:51)
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 県土木部は25日、活発化した梅雨前線による豪雨で、24日までに県内84カ所で土砂災害が発生していたと発表した。確認中の地点もあり、さらに増える見通し。
 県諏訪建設事務所によると、6人が死亡、1人が行方不明になっている岡谷市湊地区の土石流は幅30メートル、延長1750メートルにわたり、流出した土砂量は推定で6万立方メートル。1人が死亡した川岸東地区の土石流は5万5000立方メートルと推定される。84カ所のうち諏訪地方が22カ所、上伊那地方が18カ所。
 湊地区では25日午後、行方不明の花岡滋さん(75)の捜索を再開。上田市の小林正子さん(57)の捜索も午前に引き続いて行われた。県内各地で死者、行方不明者を出した土石流発生から1週間を迎えるが、25日夜現在、10市町で578人が避難している。
【写真説明】捜索が再開された岡谷市の災害現場。重機の傍らで自衛隊員が行方不明者を捜す=25日午後5時半、湊3


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