豪雨に襲われた岡谷市で8月13、14両日に予定されていた市民祭「岡谷太鼓まつり」が中止になった。被害が大きいことや、災害対応の長期化が予想されるため。実行委員会を構成する市や岡谷商工会議所など関係団体が21日、市役所で急きょ話し合い、決定した。
太鼓まつりは昨年まで36回開催。岡谷太鼓保存会に加盟する約20団体の打ち手約300人による「そろい打ち」で知られる。今年は初の500人そろい打ちも企画されていた。
市商業観光課は「被災地の現状を考えると中止せざるを得ないと各団体とも判断した」と説明。ただ、「市民に元気を出してもらうためにも、時期や内容は未定だが、別のイベントの開催を考えたい」としている。27日に市役所で実行委を開き、経過を説明する予定だ。
太鼓まつりは太鼓演奏のほか、中心商店街をグループでダンスしながら練り歩く「MINAKOI(みなこい)わっさか」なども企画されていた。