安倍晋三官房長官は20日午後の記者会見で、活発な梅雨前線による大雨災害を受け、21日に政府調査団(団長・沓掛哲男防災担当相)を土石流が発生するなどした長野県に派遣すると発表した。沓掛氏は関係省庁幹部ら20数人とともに、諏訪市の浸水被害に遭った地域を訪れ、岡谷市の土石流被害現場も視察する。
安倍氏は「首相官邸では24時間体制で厳重な監視警戒態勢を取っている。引き続き政府が一体となって、救援措置などの災害対策に万全を期していく」と述べた。
政府は20日夜、首相官邸の危機管理センターに大雨に関する官邸連絡室を設置した。
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活発な梅雨前線による大雨災害を受け、総務省消防庁は20日、土砂災害の専門家ら職員4人を土石流が発生した岡谷市に派遣した。
4人は21日まで現地に滞在し、被害状況や災害対策本部の態勢などを調べる。