土石流が直撃し、家屋全壊や土砂流入など20戸が被災した上伊那郡箕輪町北小河内の約80世帯150人は19日、地元の公民館で2日目の夜を迎えた。
住民たちは、おにぎりと県や町から支給されたレトルトのみそ汁、ビーフシチューの夕食の後、午後9時すぎには、大部屋に布団が敷かれ、歯を磨いたり顔を洗って就寝の準備をした。
「80代の高齢者もいて体力的に心配。小中学校は明日から授業が始まるというのに…」と男性(55)。北小河内区の丸山全二区長(65)は「2晩目でみんな本当に疲れている。どうか、そっとしておいてください」と話した。