信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

19日も広範囲で雨に 厳重な警戒必要
2006年7月20日(09:21)

 活発な梅雨前線の影響で、県内は19日午後まで豪雨に見舞われた。長野地方気象台は「少なくともここ20年間無い記録的な雨量」としている。中部と南部では過去数年間で最も土砂災害の危険性が高い状態になっており、土砂災害や河川の増水、はんらんに厳重な警戒が必要としている。
 同気象台によると、18日夜から19日朝にかけて特に強い雨が降った。アメダス観測点の塩尻市木曽平沢では19日午前10時までの24時間降水量は255ミリとなり、1976年の観測開始以来最多。上伊那郡辰野町辰野や諏訪市諏訪などを含め、計8地点で19日午前までの24時間雨量が観測史上最多になった。
 いったん南下した梅雨前線は20日午後から21日にかけて北上するため、県内は南部を中心に広い範囲で雨が降る見込み。21日午前零時までの24時間の予想降水量は、いずれも多い所で、北部20ミリ、中部30ミリ、南部40ミリ。


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