信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

県内あすも大雨か 土砂災害に警戒必要
2006年7月19日(14:26)

 活発な梅雨前線の影響による大雨について、長野地方気象台は19日午前に出した大雨に関する情報で、県内では降水のピークを過ぎたとした。一方、全域で過去数年間で最も土砂災害の危険性が高い状態が続いている、とした。前線はいったん東海道沖まで南下するが、20日の昼前後に再び北上して県内に近づき大雨になる可能性がある。

 15日午前6時の降り始めから19日正午までの降水量は、木曽郡王滝村御岳山616ミリ、松本市上高地503ミリ、上伊那郡辰野町辰野421ミリ、伊那市東春近417ミリなど。辰野や伊那などでは5日間の総降水量が、平年の年間降水量の約3割に達しており、その他の地域でも2割ほどになっている。

 国土交通省天竜川上流河川事務所によると、天竜川の水位は19日正午現在、同郡南箕輪村の北殿観測所で出水の恐れがある計画高水位(8・04メートル)と同じ8・04メートルとなった。上流の諏訪湖からの放流量が多いため、水位が高い状態は当分続く見通しという。


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