信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
知事選「統一候補早急に」 松本のグループ要請へ
2006年6月 9日掲載

 有賀正・前松本市長が顧問を務める市民グループ「峠の会」は8日、松本市役所で会見し、8月の知事選で田中知事に対抗する統一候補を早急に選ぶよう、9日にも「輝く明日の長野県を考える会」の近藤光代表世話人(連合長野会長)に申し入れると発表した。
 峠の会は5月発足。会員約300人の9割が、田中知事に批判的だった有賀前市長の元後援会員という。知事選にかかわる活動はしていないが、会員から「田中知事の下では県政がさらに停滞する。会として候補一本化を訴えよう」との声が上がったため、申し入れを決めたとしている。
 会長で同市の住職小笠原隆元さん(68)は「今回の選挙はすべての団体、政党が統一しなければ(知事を代える)目的が達成できない」と強調。「統一候補選定は近藤氏が最も適任」とした。自民党や民主党の両県連にも同様の申し入れをするという。


<前の記事 2006長野県知事選 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun