信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
務台氏の擁立を断念 連絡協、本人の不出馬意向受け
2006年6月 3日掲載

 8月の知事選で総務省調整課長の務台俊介氏(49)に立候補を要請していた「新長野県政連絡協議会」(代表・永田恒治弁護士)は3日午前、松本市内で緊急幹事会を開き、務台氏の擁立を断念することを決めた。
 同協議会幹部によると、務台氏が2日夜に東筑摩郡波田町を訪れ、永田代表ら複数の幹部に対して、立候補の意思がないことを正式に伝えたためという。
 務台氏は3日、取材に対して「自民党県連の公募に自分から応募することはない。知事選に対する姿勢は、きちんとした場を設けてあらためて説明する」と述べた。
 北信や中信地方の市民団体などでつくる同協議会は3日、自民党県連が行っている候補者公募に務台氏を推薦する予定だった。同協議会は4日、松本市内で代表者会議を開き、次の擁立候補を探るとしている。
 同協議会などは5月22日、総務省を訪れ、務台氏に立候補を要請。これに対して、務台氏は取材に「現時点では事実上の辞退」と述べる一方で、「不出馬表明ではない」とも語っていた。


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