知事選で田中知事への対立候補擁立を目指す「輝く明日の長野県を考える会」代表世話人の近藤光・連合長野会長は16日、長野市の労働会館で開いた連合長野の三役会議で、候補擁立の経過や現状を報告した。非公開の会議後に記者会見した竹沢昭彦・連合長野事務局長によると、近藤氏は「何人かに候補を絞ってきている状況だ」と説明。三役会議としても近藤氏が挙げた候補者を支援していくことを確認したとしている。
近藤氏は、会議後の取材に「個別の候補についてはコメントできない」と述べた。
「考える会」内ではこれまでに、民主党の篠原孝氏(57)=衆院比例北陸信越=が擁立の検討対象に挙がっているが、篠原氏は「国政に専念したい」と述べ、出馬の意思を示していない。竹沢事務局長は「(本人の意思は)尊重するが、(候補から)外れたわけではない」と述べた。
連合長野は19日にも三役会議を開いて近藤氏から報告を受け、候補者が決まれば月内に推薦決定したいとしている。