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信毎の本ガイド

民が立つ 地域の未来をひらくために

民が立つ

社会・ノンフィクション  強き者と弱き者、貧富、都市と山村など「格差社会」が広がっている。さらに、国や自治体の財政危機、農山村の荒廃、そして、超高齢化社会と少子化、上向きといわれる景気の一方で豊かさを実感できない暮らし…。明日が、未来が見えにくくなっている。
 こんな閉塞した状況を突き破るのは、お役所でも政治家でもない、私たち「民(たみ)」ではないのか―。本書は「立ち上がった民」たちの姿を県内外の各地に取材し、その苦悩や挫折の様子を、さまざまな場面、角度から描いた。信濃毎日新聞朝刊で2006年1月から1年半にかけて連載した「民が立つ」(161回)と、ルポ「木曽・王滝『官』の村から」(51回)の単行本化。2007年度新聞協会賞、また「『官』の村から」は06年度農業ジャーナリスト賞受賞作品。
 取り上げているのは、長野市浅川流域の「『壁』―脱ダムの後」や小谷村の「山村留学」、南箕輪村など各地の「住民投票の先」、飯田市の「公民館論争」、下伊那南西部の「自立という問い」、田中県政における県庁内での「組織と個」など。
 また、「民」が立ち上がるために、建設的な論議を進めるためにどうしたらいいか、具体的な提言も。財政破たんの危機に面した王滝村のルポ「『官』の村から」は、記者が住民票を村に移し、山村と国の関係を定点的に追いかけた渾身のドキュメントになっている。



読者レビュー(11件)
京都市・42歳男性さん(2009年07月16日 09:52) 評価:

長野のソーシャルキャピタルの高さが理解できました。(愛読者カードより)


松戸市・70歳男性さん(2009年06月28日 23:20) 評価:

学生の修論指導で下水内郡栄村の事例を共に考えたことがあり、その興味関心の延長で読んだ。見事な作品(現今の小説とは全く異質の文学!)だと思う。東京の新聞では出来ない企画だし、書けない内容だし、希望も絶望も与えない着実な取材と記述に、良質のリアリズムの健在を知らされ、少々慰められた。複雑な気分に陥っている。書名は秀逸。(愛読者カードより)


木曽郡・72歳男性さん(2009年06月28日 23:16) 評価:

戦後半世紀にもなるのに、私達の「民主主義」の底の浅さに気付かされます。より徹底した民主主義のために、この本はいくつかのヒントを与えていると思います。(愛読者カードより)


諏訪郡・74歳男性さん(2009年06月28日 23:15) 評価:

旧来より日本政府の偽りの国民感により如何に小村の民が苦しめられてきたか、良く理解できた。その人々の為に何かしてあげたくても出来ない自分は、ただただ一緒になって悲しむだけだ。
王滝の話は、話が前後して判りづらかった。
(愛読者カードより)


上伊那郡・70歳男性さん(2009年06月28日 23:12) 評価:

著者の思いが伝わり、大変感動しました。取材する記者の苦労や、やはり行政主体ではなく、住民の力がよりよい長野県を作っていくのだと、改めて感じることができました。(愛読者カードより)


愛知県一宮市・67歳男性さん(2009年06月28日 23:10) 評価:

この本はすごいと思った。ベストセラーになって欲しい。全国民が読んで欲しい。記者の皆さん良く記事にしたと思う。鳥肌が立つとか、シビレタとか、表現はあるか、初めての感覚を味わった。それは「溶かされる」。本当に良い本にめぐりあえたと思っています。(愛読者カードより)


千曲市・36歳男性さん(2009年06月28日 23:08) 評価:

新聞で連載されていたのを興味深く読んでいましたので、すぐ買い求めました。地方自治のあり方が曲がり角をむかえた現代、地方自治とは何か、そもそも住民は何をすべきか、どのように行動するべきか。世に問う好著だと思います。(愛読者カードより)


群馬県多野郡・66歳男性さん(2009年06月28日 23:05) 評価:

「草の根民主主義」の実情が生き生きと書かれている。また「官の村から」は、財政破綻に苦しむ「村」の実相、歴史、原因ともがく人々、ひっしにふんとうする村民がリアルにルポされている。受賞に値する力作である。(愛読者カードより)


東京都日野市・83歳男性さん(2009年06月28日 23:01) 評価:

地方政治の苦悩と民の努力がよくわかる。地方の人々の生活に思いをはせます。(愛読者カードより)


長野市・68歳男性さん(2009年06月28日 23:00) 評価:

その時々の社会の動きを、住民の行動に焦点を当て、ジャーナリスティックに表現した内容は、読む者の関心を呼び起こすに十分なものと思います。
ただし、住民が何故にそのような行動をすることになったのか。例えば、浅川ダム反対は100年超過確率雨量による基本高水に、どのような反応をしているのか。また、王滝村住民の国への依存と今日の村財政の破綻は、どこに原因があったのか。明治以降の日本林政、国有林形成の住民収奪的展開とのかんけいはどうか。やや分析的理論的に、背景描写も欲しいと感じた次第です。(愛読者カードより)


熊本市・21歳男性さん(2009年06月28日 22:55) 評価:

今どこの自治体でも起きている問題をわかりやすく伝えていた。住民と行政のこれからの課題が見えてきた。参加、協働は、これからの行政運営においての重要なキーワードだと思った。まだまだ行政も市民も勉強が足りないと思った。(愛読者カードより)



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