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信州異端の近代女性たち

日本図書館協会選定図書
信州 異端の近代女性たち

文芸・評論・エッセー 日本図書館協会選定図書  信州ゆかりの近代女性といえば、松井須磨子、相馬黒光、平林たい子らの名前が挙げられるが、本書は、同時代に生きながらこれまであまり知られず埋もれてきた7人の女性にスポットを当てた評論集である。
 治安維持法下に31歳で獄死した伊藤千代子、長野県の水平運動創立期にただ一人の女性運動家として活躍した高橋くら子、「遺書」を残して15歳で鉄道自殺した清水澄子、戦争下の青春のさなかに虚偽を憎み「真実ノート」を書き続けた女学生・千野敏子、開明的、先駆的に生きた宗門の女性・藤井瑞枝、昭和文学を駆け抜けた横田文子、島崎藤村の愛弟子として活躍した鷹野つぎ。
 彼女らはいずれも、家制度Tと良妻賢母に忍従することが「正統」であり「美徳」であった時代に生き、その閉塞した時代状況の中で、人間としての自立と良心の自由を求めた。それゆえに異端視されたのだが、著者は「これら異端の近代女性たちを現代から照らせば、その『異端』こそ人間らしい『正統』であり、先駆的な生き方であったのである」と記している。



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