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信毎の本ガイド

プリザーブ&ドライアートの世界

日本図書館協会選定図書
プリザーブ&ドライアートの世界

料理・生活・趣味 日本図書館協会選定図書  ドライフラワーの中で今一番人気が高いプリザーブドフラワー。生花の風合いや質感を長期間保つことができるため、その華やかなイメージが、ドライアレンジの世界に新風を吹き込んでいます。
 そんなプリザーブ加工された花々に、枝や木の実、貝や和紙といった乾いた素材の数々と「アート」と呼ばれる人工的な素材を組み合わせた「ドライアート」を集めた作品集が本書。使われるプリザーブもバラだけでなく、アジサイや小花、アイビーやユーカリなどの葉などで、カントリースタイルが先行する従来のドライフラワーとも、華やかで可愛らしいプリザーブドフラワーのアレンジとも一線を画した、モダンで独特なアレンジが目を引きます。「シック」「エレガント」といった言葉がぴったりです。
 著者の坂本裕美さんは、長野市でプリザーブ&ドライアートのスクールを主宰。デンマークスタイルと呼ばれる北欧のデザインと共鳴しながら、長年かけて独自のドライアレンジを確立してきました。「せっかくのドライ素材なのだから、生の花と同じアレンジをしなくてもいい。裏を返せば、これはとても自由だということ」と坂本さん。このスクールで学ぶ多くの人が共通して口にするのが「デザインと素材の独自性」であることからもそれが分かります。
 本書が提案するドライアレンジは50作品。季節のシーンの中で紹介するほか、北欧・デンマークでの素材探しの旅、アーティストショップ巡りのスナップも盛りだくさん。著者自ら撮影した美しい北欧の街角も必見です。 
 「時を経て、なお美しいもの」を追求するなかで生まれたドライアート。ドライ素材が作り出す温かな空間を楽しんでください。

●信毎本紙掲載記事より---------------
<北欧の雰囲気伝える「プリザーブドフラワー」 坂本さん出版>
 生花の風合いを保つように加工した「プリザーブドフラワー」を使い、独自のアレンジを作っている長野市の坂本裕美さん(44)が、「プリザーブ&ドライアートの世界―出会いは時を超える」(信濃毎日新聞社刊、1785円)を出版した=写真。北欧のデザインや和の雰囲気も取り入れた作品の写真を掲載。多くを学んできたデンマークの様子も盛り込んだ。
 B5判、80ページ。季節やイベントに合わせた作品50点のほか、基本となるアレンジテクニックも紹介している。プリザーブドフラワーに木の実、貝、ダチョウの卵の殻、コケ、ビーズ、リボン、和紙などをあしらった、落ち着いた雰囲気の作品が目を引く。
 坂本さんは1995年からドライフラワーアート教室を同市内などで主宰。自らデンマークを訪れて仕入れる色を抑えた素材を使い、独特の作品を発表している。「街の様子やデコレーションがアレンジのヒントになる」といい、本書でも坂本さん撮影の写真で北欧の雰囲気を伝えている。
 プリザーブドフラワーは、特殊な液に浸して加工し、生の花のような状態で保存できる花で、ここ数年人気が高まっている。坂本さんは「生の花と同じアレンジをしなくていい。いろいろな素材と組み合わせることで、表現の可能性が広がっていくことを知ってほしい」と話している。(2005年12月3日掲載)








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