下田 博次さん Hirotsugu Shimoda
テレビの送受信機能を個人のためには使えないが、インターネットは基本的に個人のパワーアップのためのメディアとして作られています。
いま大流行のブログは、それをはっきりさせています。日記を書くような気楽さで発信でき、それを多くの人が見てそこから個人的な繋がりができる。その個々人の意見の繋がりが社会を明るくする。
今年の信毎ホームページ大賞も、人の心を暖かく照らし出すような作品がたくさん集まることを期待しています。
【しもだ・ひろつぐ】
ジャーナリスト、群馬大社会情報学部大学院教授。1942年生まれ、早大第一商学部卒。警察庁「少年インターネット利用に関する研究会」座長など歴任。市民主導のIT(情報技術)革命を唱え、子どものインターネット利用を考えるホームページ「ねちずん村」を主宰する傍ら、ラジオで若者や親に向けインターネット・携帯電話の危険性を訴える番組を企画・放送している。今年7月から信濃毎日新聞くらし面に「続・ケータイの落とし穴」を連載中。
高城 剛さん Tsuyoshi Takashiro
インターネットの表現も成熟期に入ってきたと思います。ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など、システム的にもあたらしいものが定着しました。
では、次はなんでしょう? この回答が見つけられるかどうかが、今年のポイントだと思います。
当たり前のインターネットの、当たり前ではないインターネット。多くのアイデアを今年も楽しみにしてます。
【たかしろ・つよし】
映像作家、ハイパーメディア・クリエイター。1964年、葛飾柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオ・ビエンナーレ」でグランプリを受賞。総務省情報通信審議会専門委員など歴任。六本木ヒルズのコマーシャルやルイ・ヴィトンのため
のジャパニメーションのプロデュースなど、多方面で活躍。また、ボーダフォン、ヴァージン・アトランティック航空の広告に自ら登場。今年は10年ぶりの新刊「ヤバいぜっ!デジタル日本」(集英社)を出版。
三井 貴美子さん Kimiko Mitsui
ブログやソーシャルネットワーキングサイトの普及で、子供からお年寄りまで幅広い年齢層の人々がインターネットをコミュニケーションの手段として利用するようになってきました。
しかし、やはり表現の場として使いやすいのはホームページです。そして、年々技術も進化し、より使いやすくて楽しいホームページも増えてきました。
今年も楽しいページ、役立つページに出会えるのを楽しみにしています。
【みつい・きみこ】
長野県出身のデジタルライター。大学卒業後、シンクタンク系企業に就職。プログラマーやマーケティングの仕事に携わった後、フリーに。以後データベース構築や、Webデザインなどパソコン関連の業務を行う中でライターとしても活動。99年に東京から塩尻市に転居し、インターネットを利用して単行本・雑誌やウェブサイトの記事など執筆活動を続けつつ実家の喫茶店も経営し、お菓子も作れるライターに。著書に「憧れのマイホームページを建てる。」(翔泳社)など。