信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

自己推薦全日制1.60倍 公立高入試出願締め切り
2013年2月 7日掲載

 県教委は6日、2013年度の県内公立高校の前期選抜(自己推薦型入試)の出願を締め切り、志願状況をまとめた。7247人が出願し、後期選抜などと合わせた高校志願予定者全体に占める割合は35・0%で、前年度と同じだった。全日制の志願倍率は過去最低だった前年度の1・58倍から1・60倍に上がった。

 全日制では、岡谷東の普通科が2・92倍で最も高く、上伊那農業の園芸科学科が2・70倍、同校の生産環境科が2・65倍、上田千曲の生活福祉科が2・60倍、長野工業の機械科が2・55倍と続いた。飯田工業と飯田長姫が統合して開校する飯田OIDE長姫では電気電子工学が2・45倍と比較的高くなった。

 全日制の学科別の平均志願倍率は、普通科1・52倍(前年度1・50倍)、農業科1・88倍(同1・67倍)、工業科1・69倍(同1・66倍)、商業科1・63倍(同1・81倍)、家庭科1・81倍(同2・19倍)、理数科1・34倍(同1・40倍)、英語科1・39倍(同1・28倍)、スポーツ科学科0・78倍(同0・83倍)、音楽科0・94倍(同0・75倍)、総合学科は1・59倍(同1・53倍)だった。

 定時制は0・65倍(同0・42倍)、多部制・単位制は1・38倍(同1・54倍)だった。

 前期選抜の試験日は12日(一部の高校は13日にも実施)、合格発表は19日。

 また、県情報公開・私学課は、6日現在の私立高校(全日制)の自己推薦と校長推薦などの志願状況を発表。15校の定員計3765人に対し、志願者は4282人で、前年度同時期から439人増えた。


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