県教委は18日、東御清翔高校(東御市)を多部制・単位制に転換する方針を県立高校再編計画案に盛り込んだ。時期は未定。住民にはなじみが薄い多部制・単位制への転換の是非や、東御清翔の将来像についての議論を深めていくことが求められる。
多部制・単位制は、生活スタイルに合わせて勉強する時間帯を選び、科目や時間割を決められるのが特徴。現在この制度を採用しているのは松本筑摩(松本市)と箕輪進修(箕輪町)。県教委は東・北信にも設置する方針だ。
東御清翔は前身の東部時代の2003年度からコース制を導入し、魅力ある高校づくりを目指してきた。ただ、入学者の定員(200人)割れが続き、授業に集中できない生徒がいるなどの課題が指摘されている。
現状を踏まえて、地元の「東御清翔高校をよくする会」(会長・保科俶教県議)は昨年6月、多部制・単位制への転換を求める提言書を県教委に提出。田中正吉校長は「不登校の生徒を含め、多様なニーズに応えたい」と、転換を図る理由を説明している。
高校が昨年9月に開いた多部制・単位制の説明会では、「コース制を取り入れて良くなってきている。転換する必要を感じない」との声も聞かれた。
花岡利夫・東御市長は取材に対して「(再編計画案を)東御清翔の将来について考えていくきっかけにしたい」としている。