信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

初年度は6学級の方針 岡谷東・南統合校 20日説明会
2006年7月15日掲載

 県教育委員会の高校改革プラン実施計画に来年度の統合方針が盛られた岡谷東高校と岡谷南高校(ともに岡谷市)は14日までに、統合後の新校の教育課程など基本構想をまとめた。初年度の募集学級数を6学級(計240人)とし、「人文・社会」「自然科学」「国際」の3系(選択科目群)を置く方針。20日午後6時半から、岡谷南高小体育館で中学生や地域住民らへの説明会を開く。
 県立高校の統廃合をめぐっては、県議会が10日、募集定員決定前に議会の同意を必要とする県高校設置条例改正案を可決した。来年度の一斉実施は微妙な情勢だが、岡谷東高の征矢憲校長は「県教委が実施計画を変更しない限り、受験する中学生のためにも新校の準備を進めることが責務」と説明。「多くの人が説明会に足を運んでほしい」としている。
 基本構想では、1年次は岡谷南高校舎を使い、2―3年次からは選択科目群によって2校の校舎を使う。制服は当面、私服とする考え。20日は前期選抜の募集比率などにも触れる予定。両校は説明会後、諏訪地方の各中学校を新校の説明のため訪問する方針で、8月28日には岡谷南高を会場に体験入学も行う。


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