信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

長野南・松代「統合やむを得ない」 第1通学区報告書
2006年2月 8日掲載

 第1通学区(北信)の高校改革プラン推進委員会の中村正行委員長は7日、多部制・単位制への転換候補は坂城(埴科郡坂城町)より屋代南(千曲市)を「優位」とし、長野南と松代(ともに長野市)の統合はやむを得ない−などとする報告書を丸山県教育長に提出した。
 県教委の再編案は、多部制・単位制の転換候補に坂城を挙げていた。また、長野南と松代の統合後は松代の校舎を使うとしていたが、推進委の報告書ではどちらの校舎を使うかは結論付けず、「すぐにも再編・統合が必要な状況にはない」との意見を添えた。
 ほかの再編は県教委案に沿った内容で、飯山市の飯山照丘、飯山北、飯山南の統合、中野市の中野、中野実業の統合と総合学科への転換、中条(上水内郡中条村)と犀峡(同郡信州新町)の統合−を盛った。定時制、通信制については、長野吉田戸隠分校、長野商業と篠ノ井の定時制、長野西の通信制(いずれも長野市)を多部制・単位制に統合する、とした。
 報告書提出後、中村委員長は取材に対し「期限が限られた中での検討であり、時間切れということではない」と述べた。


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