信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

第4通学区の報告書を提出 推進委で初めて
2006年1月26日掲載

 第4通学区(中信)高校改革プラン推進委員会の中条利治委員長は26日、木曽と木曽山林(ともに木曽郡木曽町)両校の「ジョイント的」統合や、大町と大町北(ともに大町市)の統合などを盛り込んだ再編内容を含む報告書を、県教委の丸山〓教育長に提出した。提出は4通学区の推進委で初めて。
 報告書は県教委の再編案に沿った内容。松本筑摩(松本市)の多部制・単位制への転換も盛ったほか、白馬(北安曇郡白馬村)に対し地元中学との連携、全高校に「魅力づけ」の具体的検討なども求めた。
 再編の実施時期については、(1)可能なところから実施(2)県教委方針通り2007年度に一斉実施(3)最低1年延期し08年度以降(4)現在の中学3年生が高校を卒業した後の09年度実施−の4案を挙げた。
 報告書提出後、中条委員長は取材に対し「(議論の時間は)今から思えば短かったが、委員は重荷を背負って議論してきた。時間があれば結果が違ったかというと、そうではない」と述べた。
 県教委は今後、他の3通学区の委員会の報告を受け、再編実施計画の年度内策定を目指す。
(〓は、リッシンベンに晃)


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