信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

「駒工存続」署名3万超 育てる会が県教委などに提出
2005年10月26日掲載

 上伊那南部4市町村などでつくる駒ケ根工業高校を育てる会(会長・中原正純駒ケ根市長)は25日、田中知事や県教委の宮沢脩委員長あてに、駒ケ根工業(駒ケ根市)の存続を求める要請書と3万4513人分の署名を提出した。

 県教委の再編案は、駒ケ根工業と赤穂(駒ケ根市)を統合し、将来的には赤穂の校舎を利用する内容。上伊那では箕輪工業(箕輪町)も多部制・単位制への転換候補に挙がっている。

 仮に再編案通りに統廃合が行われれば、県内でも工業出荷額が上位の上伊那から工業高校がなくなることから、中原会長は「県が上伊那を『信州ものづくり日本一』と宣伝していることと矛盾する」と訴えた。

 また、1964(昭和39)年から68年にかけ、赤穂や駒ケ根工業の移改築整備事業の際に、駒ケ根市が財政負担した経過などを報告し、地域の要望を踏まえた高校改革をするよう求めた。


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