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2013年11月 1日〔メディア局〕
ウォルター・ウェストンによって日本の山々が世界に知られはじめた明治末、日本の名峰にあこがれた無名のドイツ人による山行記録です。約100年前の槍・穂高など北アルプスや富士山、阿蘇山を舞台に、当時の「登山」の様子をユーモラスに伝えます。
日本の近代登山の黎明期にあたり、山小屋もまだ整備されていなかった時代。上高地では梓川を歩いて渡り、槍・穂高連峰に向かう道中では、迷路のようなササのやぶをかきわけながらの山行など、悪戦苦闘の連続だった様子がつづられています。
槍ケ岳では、ウェストンの山案内人として知られる上条嘉門次と偶然に出会う場面が描かれているほか、著者が撮影した当時の貴重な写真も掲載。案内人や漁師、宿の主など信州人との出会いや、市民の暮らしぶりも記録されており、日独文化交流史ともいえる内容です。
1992年発行の同名書籍の復刻改訂版。改訂にあたり、訳者が、近代化の途上にあった日本や信州の社会情勢、また、近代登山初期の様子を解説しています。四六判、308ページ。定価1470円(税込み)。お求めは書店、信毎販売店へ。